2018/07/05 02:26
こんにちは、Wakasa Pearlです。
日本最北端の若狭の海にて真珠の養殖から制作まで手掛けております。
作り手である私達が求める真珠は、
生命力にあふれた真珠
「いいね」ってつぶやいてしまう真珠
そういう真珠を選び一つ一つ制作しております。
今回は、その中の
あこやケシ(天然真珠 無核)のデビューまでの過程を紹介します。
あこやケシ(シードパール)は、あこや貝自身が体内に取り込んだ砂やプランクトンを核にして
真珠層を巻いて出来た真珠(天然真珠)です。
ケシパールは、小さな芥子の実に似ているところから名前が付けられたみたいです。
ケシがこの貝殻のかけらと一緒に混ざっているところから始まります。
まず、選別しやすいように大 中 小とフルイにかけて分類します。
↓ ここからケシ寄り作業です。
この小さなケシパールを採取するところから始まります。
砂金を集める様に、気の遠くなる作業をコツコツとしていきます。
↓製品として綺麗なケシのみを選り分けていきます。
ケシの大きさは、1~2㎜以下(砂ケシとも言います)・2㎜・3㎜以上
ネックレスやピアス等にするのに穴を開けていきます。
この作業も根気がいる作業です。
ピンセットで一つ一つ穴を開けていきます。
ここまでが下ごしらえで
これから、それぞれにネックレスにしたりピアスやペンダントを
制作していきます。
モザイクのように無穴のケシを埋め込んだペンダントシリーズのペンダント ↓
アコヤ貝が偶然作りだしたケシパール
気が遠くなる作業を経て
やっと製品にデビューします。
手間から考えると採算が合わないのですが
繊細で肌理の細かい絹のような光沢から
ケシパールの持つ独特な味わいに魅かれ
制作するシリーズです。
ただし、気が向かないと作らないシリーズでもあります。